西上経営組合について
鹿追町は、農業が盛んなエリア十勝の北西部に位置する町です。
多くの山や川、湖を有する町で、有名なものはウペペサンケ山や然別湖、東雲湖があります。
『東雲湖』は日本の秘境100選に選ばれており、北海道三大秘湖の一つでもあります。
このように鹿追町にはたくさんの美しく雄大な自然があるため、町全体が「とかち鹿追ジオパーク」として日本ジオパークに認定されています。
また鹿追町には豊かな自然を全身で感じながら楽しめるアウトドアアクティビティも豊富にあります!
カヌーやフィッシング、犬ぞりに乗馬などなど!これらを四季折々の景色の中、季節ごとの楽しみ方ができる町です。
天然温泉も多くあり、知る人ぞ知る秘湯もあります。
自然本来の雄大さを感じられる鹿追町は、一度来たらその魅力に引き付けられること間違いなしです!
ABOUT COMPANY組合について
「西上経営組合」組合名称由来
当組合の位置する地域は、かつて「西上幌内」という地名でした。
そこには沢山の農家があり、農業が盛んでした。その西上幌内地域に昔からあった農家が集い立ち上げた組合です。
「地域農業を守り、この地名があったということを残したい」という思いで組合名としました。
COMPANY POLICY社是
共存同栄
MANAGEMENT PHILOSOPHY経営理念
『私達は地域農業のトップランカーとなり
共存同栄の精神を持って関わる人々を豊かにします』
「豊かになるとは「三方良し」に近づいた時に感じた心の充実感にある」
社員皆が自身の農業生産活動に誇りを持ち、自信を持って前へ進み、止まること無く走り続けられるように
「トップランカー」 という言葉を選んだ。
何かを奪ったり自分だけが良いのでは無く、「共存同栄」の精神により、関わる人々と共に前へ進む事により、
経営の成長による会社良し、心と待遇向上による社員良し、
安心安全な農業生産活動による顧客良しで「三方良し」 こそが望む姿であり、
「豊か」というのは望む姿に近づいていく事により、感じられるものである。
経営理念に込めた皆の想い
MISSION私達の使命
1
安心安全な生産物を提供します
極め続けていく匠の技とアグリイノベーションを通じて、安心安全な生産物を提供する事により地域社会に貢献します。
2
強靱な組織を作り続けます
農の未来を創造し続ける向上心を持つチームで、強靭な組織を作り続け、農の未来のために貢献します。
3
農で魅力ある価値を生み出します
母なる豊かな大地を守り育み、農で魅力ある価値を生みだし次世代に続く子ども達のために貢献します。
1
これまでに培ってきた栽培技術を基本にしながら、新たな技術の情報収集を常日頃行い、ICTやAIなどを使ったスマート農業、進化する機械化などに向けて計画的な投資をしながら時代の先端を行く農業を実践します。そして基本は「安心安全」な農産物を提供する事であり、環境の負荷低減のために可能な限りの化学肥料の減肥や化学農薬を減らし、それらの取り組みを通じて地域社会に貢献します。
2
組織力を高め続けるために、理念やビジョンと合わせて中長期の計画達成に向けて話し合いを活発に進める。そのために組織図とは別にプロジェクトチームを立ち上げ、課題解決のためにスピード感をもって取り組みます。それぞれのチームで必要な情報や知識を積極的に入手、学習し自ら向上心を持って、強靱な組織を作り続けて「農の未来」の為に貢献します。
3
生産の基盤である土作りを大切にして、次世代に良い状態で引き継ぐ事が出来る様に、計画的に堆肥などの有機物や、土壌改良などを行います。栽培する作物のポテンシャルを最大引き出しながら、それらの取り組みを通じて新たな価値を生みだすことにより次世代の子ども達のために貢献します。
ミッションに込めた皆の想い
- G -good
- 良い仕事をします
- R -respect
- 互いを尊重します
- O -operation
- 計画に基づいて行動します
- W -willpower
- 自制心を鍛え目標を達成します
G -good
良い仕事をします
良い仕事とは働く目的の達成感にあると思います。働く目的とは以下の二つの要素があると考えます。
一つは組合に集う全員の「収入の向上」です。一般的に皆さんには家庭があり生活にかかるお金は増えていく一方です。組合は増収・増益を目指すべきでそのためには売り上げ増は必須になります。
もう一つは「やりがいの向上」です。働くことにより様々な相手より必要とされ、頼りにされ、感謝されたときにやりがいや生きがいを感じることが出来るのだと思います。やりがいは困難な仕事にこそ多いものですが困難な仕事に立ち向かうモチベーションや勇気づけてくれるものは周りの協力や頼りにされたり信頼されたりする実感だと思います。
R -respect
互いを尊重します
自分も相手も尊重しながら、きちんと主張できる「相互尊重コミュニケーション」を目指し、「次に、明日につながる」「相手に聞いてもらえて、理解されて、アクションにつながる」ように自分の考えを押し通すだけでは無く、且つ相手に合わせすぎる事とも違います。良かったところは「ありがとう」と声に出し称えて失敗は責めずに次に活かす事を考える事が大切だと思います。
O -operation
計画に基づいて行動します
計画や作業予定で組まれた事には誠実に作業を実施しましょう。
実行し改善が必要な箇所においては現場担当者などに報告する「報・連・相」。計画から行動。
PDCAサイクル実行に向けて協力し合いましょう。
W -willpower
自制心を鍛え目標を達成します
感情の起伏に大きく左右され表情や態度などをすぐに表に出したり衝動的に相手にぶつけても、解決にはならず最悪の場合悪影響にしかなりません。また、物事の継続が出来なかったり、誘惑にも負けてしまいます。意思力を持ち、失うものに目を向けて、他の人との考えや価値観の違いを受け入れ「和で仕事をする」事を大切にして、チームプレーで仕事をしましょう。
やってはいけないこと→人の足を引っ張る、出る杭を打つ、話の腰を折る
アグリイノベーションを通じて
取り巻く人々と共に進化し豊かになる。
VISION10年ビジョン
畑作4品を基礎に新たな作物や技術について、関係機関との情報共有をしながら創造し形にしていき、最大限の所得向上を目指す取り組みが出来ており、「農のトップランカー」としての意識が持てる。
2031年度までに各作物町内反収5位以上 2031年度までに全従業員の個人所得3割アップ理念について深く理解しあい、達成に向かい互いをフォローしあいながら、企業的感覚をもった経営「切る、加える、改める」の実践、PDCAサイクルを回した魅力ある強靱な組織である。
2023年度 理念樹立 2031年度 道内同類型業法人で上位の経営内容必要な技術について情報発信して夢を語り合い、それをつなぐ人、作る人、使う人が連携して、夢をカタチにし、地域に共有して農の新しい価値を見出している。
2031年度 全ての作物において管理以外の作業の自動操舵化 2033年度 全ての作物において生育状況の遠隔情報管理 2033年度 種子馬鈴薯の抜き取り人員を現状から半減「母なる豊かな大地を守り育む」
計画的に有機物資材と土改材の投入をして、環境負荷軽減と経費節減に取り組み、永続的に利用できる土作りの改善が土壌分析値に表れている。
2033年度 慣行比10%上の肥料費削減COMPANY会社概要
- 企業名
- 農事組合法人 西上経営組合
- 設立
- 昭和49年 11月20日 設立総会 初代組合長 日下光男氏
昭和50年 7月28日 法人登記 事業
- 住所
- 北海道河東郡鹿追町上幌内4線北2番地1
- 電話番号
- 0156-66-3197
- 組合長理事
- 菅原 謙二
- 従業員
- 30名(令和3年4月現在)
- 資本金
- 5513万円
- 施設
- 事務所(50坪) 整備室(54坪) 馬鈴薯選別庫(150坪) 麦乾燥施設(70坪) 従業員実習寮(20坪) D型ハウス(60坪) 車庫累計(150坪) 倉庫累計(280坪)
- 機械
-
トラクター(21台) タイヤショベル(2台) コンバイン(3台)
ポテトハーベスター(Top1 3台、ウルトラ7 2台)
ビートハーベスター(3台) プランター類 カルチ、
内GPS自動操舵搭載トラクター Trimble社 6台
- 車両
- 乗用車(7台) ダンプ・トラック(11台) スラリーローリー(2台)
- 事業内容
- 農作物の生産、自社加工施設での商品作り、そば粉や切り干し大根の加工商品販売、インターネット販売
- 主な生産物
- 馬鈴薯 小麦 てん菜 大豆 小豆 いちご苗 加工キャベツ そば 大根 長芋 加工品
HISTORY会社沿革
- 大正14年
- 岩手団体の入植
-
標高360m 年積算気温2.200℃以下の農業にとって過酷な環境の中、十勝国上幌内区画地に開拓の鍬が下りた。当時は柏の森の広がる丘。美しい流れではあるが決して豊かとは言えない沢水を便りに開拓と農業の歴史が動き始める。畑を耕し、開墾した土地の木々を薪炭にして生計を立てていた事が、当時の資料よりうかがい知ることができる。
時代背景としては、初めて東京でラジオ放送が始まった頃である。
- 昭和40年代
- 機械化の波による離農 軽種馬牧場化への危機
- 昭和48年
- 発起人会設立
- 昭和49年 11月20日
- 設立総会 初代組合長 日下光男氏
- 昭和50年 7月28日
- 法人登記 事業開始 原種馬鈴薯 飼料(牧草) 2部門
- 昭和53年
- 育成牧場への牧草サイロ詰め
- 昭和54年
- ヘイキューブの販売
- 昭和55年
- 異常気象による苦戦
- 昭和56年
- 集中豪雨と台風15号による被害
- 昭和57年
- キャベツ栽培開始
- 昭和58年
- 新事務所
- 昭和59年
-
設立10年 組合長 菊池重雄氏へ
ビート・ゴボウ・タマネギ栽培開始 馬鈴薯選別庫 施設導入
- 昭和60年
- 金時・小豆・白菜の栽培開始 業務用無線導入
- 昭和61年
- スイートコーン・キャベツ・人参の栽培開始、飼料部門廃止。パソコン導入
- 昭和62年
- 朝日農業賞受賞
- 昭和63年
- しかりべつ高原野菜出荷組合発足。麦乾燥施設竣工
- 平成 2年
- 鹿追町農協賞受賞 組合長 高橋俊一氏
- 平成 3年
- 観光事業へ参入 観光農園(いちご狩り)開始
- 平成 4年
- いなきび栽培開始 ログレストラン竣工 体験実習生受入れ
- 平成 5年
- 冬の遊びスノーランド開始 海外農業視察研修
- 平成 6年
- 創立20周年記念式挙行。 従業員実習寮竣工
- 平成 8年
- いちご水耕栽培開始 そば製粉加工施設完成
- 平成14年
- 鹿追町振興公社買収 (有)鹿追そばとして営業開始
- 平成17年
- 第一回HAL(北海道農業企業化研究所)農業賞 最優秀賞
- 平成24年
- 観光農園 休園 事業を農業へ集中
- 令和 2年
- 新卒採用開始
- 令和 4年
- 経営指針書作成(社是、クレド、10年ビジョン策定)